概要
生命保険は人にかける保険で、亡くなったり、病気になったりしたときに保険金や給付金を受け取ることができるものです。
生命保険の税務を考えた場合、入口の税金と出口の税金の2つに分けることができます。
生命保険は契約してから入口として保険料を支払うとき、一方でその後出口として保険金や給付金を受け取るとき、またはその契約を解約して解約返戻金を受け取るとき等によって、税金の取り扱いが異なります。
生命保険の入口の税務
生命保険の保険料を支払ったとき
支払った保険料…生命保険料控除(所得税・住民税)
生命保険の出口の税務
①死亡保険金を受け取ったとき
相続税、所得税・住民税、贈与税
②満期保険金、解約金を受け取ったとき
所得税・住民税、贈与税
③高度障害保険金、入院手術給付金を受け取ったとき
原則非課税
所得税がかかるときには住民税がかかります。このため、所得税・住民税と表記しました。
しかし、住民税については一律10%であること等の理由から、このサイトでは住民税については省略し、所得税について述べていきます。